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半月板損傷の形状について 半月板損傷の形状についてのイラスト

半月板損傷の分類

半月板損傷の形状

半月板損傷はその損傷の形によって分類されます
縦断裂
半月板の形状に沿った方向に亀裂が走るような損傷の形です
大きく避けるとバケツ柄断裂へ進んでいく可能性があります。
半月板縫合術のよい適応となります。

横断裂
半月板を分断するように亀裂が入るような形の損傷です。
”ちぎれる”ようなイメージの損傷で、完全に切れてしまうとかなり不安定になります。

水平断裂
半月板を2枚おろしにしたような、水平方向の断裂です。
長年使っているうちにおこる損傷の形が多いです。
通常あまり深刻な症状はでないことが多いです。

バケツ柄断裂
辺縁が大きくさけ、避けた部分がちょうどバケツの柄のような形に見えることから呼ばれる断裂のしかたです。
「縦断裂」がひどくなったようなものです。
”柄”の部分が非常に不安定になるため、「ロッキング」とよばれるような、膝を伸ばした状態から曲げられない、逆に曲げた状態から伸ばせない、という症状がでます。
可能なら元の位置に戻して縫合します。

フラップ状断裂
斜めに避けた半月板の断端がぶらぶらしている状態です。
関節の中にはまり込んで急激な痛みを生じることがあります。
小さい断裂の場合には切除を。大きい断裂の場合は縫合の適応となります

円板状半月


円板状半月
通常アルファベットの”C”の形をしている半月板が生まれつき半円状の方がいます。
アジア人に多いとされ数%から十数%程度と報告されています。
外側に生じ、通常の半月板より大きいため損傷を受けやすいです。
幼少期のころに突然膝が伸ばせなくなったりして発見されることが多いですが、おとなになっても全く無症状の方もいらっしゃいます。

お気軽にご相談ください。

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©医療法人幸鷺会

文責・監修森 敦幸

(整形外科専門医・日本スポーツ協会公認ドクター)

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