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ドゥケルバン腱鞘炎(ドケルバン腱鞘炎)とは ドゥケルバン腱鞘炎(ドケルバン腱鞘炎)とはのイラスト

ドゥケルバン腱鞘炎(ドケルバン腱鞘炎)とは


ドゥケルバン腱鞘炎は、親指の付け根にある長母指外転筋の腱鞘に生じる炎症性の疾患です。
長母指外転筋は、親指を手のひら側から外側に動かす筋肉です。
この筋肉の腱は、手首の親指側にある腱鞘という管の中を通っています
過度な使用や負担により、この腱鞘に炎症が生じることがドゥケルバン腱鞘炎の原因です。
主な症状は、親指の付け根の痛みや腫れ、圧痛などです。
親指の動きに伴って痛みが増強することが特徴的です。
また、腱鞘の部分が nodule(こぶ)のように腫れることもあります。
治療は、まず安静と痛み止めの薬物療法が中心となります。
また、親指の過度な使用を避けるために、装具の使用が有効な場合もあります。
症状が改善しない場合は、ステロイド注射や手術療法を検討することもあります。
予防には、親指に過度な負担をかけない、適切な道具や器具を使用する、などが有効です。
ドゥケルバン腱鞘炎は、スマートフォンの操作や、ゲーム、楽器演奏など、親指を頻繁に使う活動が原因で発症することが多いとされています。

©医療法人幸鷺会

文責・監修森 敦幸

(整形外科専門医・日本スポーツ協会公認ドクター)

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