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橈骨遠位端骨折について 橈骨遠位端骨折についてのイラスト

橈骨遠位端骨折(とうこつえんいたんこっせつ)とは

転倒した際に手をついて受傷することが多い骨折です。
骨粗鬆症に伴い軽微な転倒で起こることがありますが、スキーやスノーボード、格闘技などで強い衝撃を受けて起こる場合もあります。

手関節の構造について

手関節は手根骨という手のひらの骨8つと橈骨(とうこつ)尺骨(しゃっこつ)という骨から成り立っています。
転倒した際に手をついて橈骨の遠位端(先のほう)でおこるのが橈骨遠位端骨折です。
尺骨の先端(茎状突起)にも骨折が同時に起こることがあります。

橈骨遠位端骨折の治療について

骨折部に転位(ずれ)がない場合や軽く転位があっても骨折部の安定が良い場合、年齢などから手術が困難な場合には保存的治療(手術をしない治療)を選択します。

橈骨遠位端骨折の保存的治療

前腕部から手の部分をギプスで固定します。
ギプス固定についてはこちら
当院では基本的に前腕から手部をギプス固定しますが、骨折部が不安定な場合は上腕まで固定する場合もあります。
通常3から4週間程度ギプス固定し、定期的にレントゲンで骨癒合の状態を確認します。

橈骨遠位端骨折の手術治療①

骨折部の転位や粉砕が強い場合、皮膚の損傷などが強い場合、腫れが強く早期に手術が困難な場合には創外固定(そうがいこてい)という固定をします。
創外固定とはその名の通り、創部(きず)をさけて皮膚の外で固定をする方法です。
骨折部分の前後の骨にスクリューを挿入し、これをロッドなどで連結します。

橈骨遠位端骨折の手術治療②

骨折部のずれが大きかったり、関節面のずれがあったりする場合、骨折部の安定性が悪い場合に、金属のプレートを用いた固定をします。
骨折の固定状態にもよりますが、術後1週間程度は添え木のような固定(ギプスシーネといいます)をして、その後から手首を動かす練習をしていきます。
将来的にプレートが腱にさわったり、浮き出たりする場合には抜釘(プレートを除去すること)をすることがあります。
転倒をしないように環境を整えたり、骨粗鬆症の治療をして第2、第3の骨折を起こさなように予防することが非常に大切です。

当院は岐阜市西改田にあるクリニックです。
  お気軽にご相談ください。

手術が必要と判断した場合は近隣病院の専門医の外来(岐阜赤十字病院、岐阜大学病院、岐阜市民病院など)を紹介いたします。
ご希望の病院があればそちらへ紹介することも可能です。
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©医療法人幸鷺会

文責・監修森 敦幸

(整形外科専門医・日本スポーツ協会公認ドクター)

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