コラム
運動中足を蹴られた!?それって○○かも!
運動をしている最中、誰にも蹴られていないのに、足首の後ろを強く蹴られたような衝撃が!!
このような症状は、アキレス腱断裂のサインかもしれません。
アキレス腱はふくらはぎの筋肉が踵の骨につながる部分で、この腱が断裂すると、足首を下に踏み込む動かす力が著しく低下します。
アキレス腱断裂の疑いがある場合、早急に専門医の診断を受けることが重要です。
治療法としては大きく分けて二つあります。
一つ目は手術療法で、皮膚を切開して切れた腱を直接縫合します。
手術は再断裂のリスクを減らし、スポーツへの早期復帰が期待できる一方、皮膚が硬くなるなど手術に伴うリスクがあります。
二つ目は保存加療で、ギプスを用いて足首を固定して、腱が自然に癒合するのを待つ方法です。
この方法は切らずに治せるというリットがありますが、腱が癒合するのにやや時間が長くかかる傾向があり、再断裂のリスクが若干高まる可能性があります。
どちらの治療法を選択するかは、患者さんのライフスタイルや目指す回復レベルなどによって決定されます。
アキレス腱断裂では、元の生活レベルに戻るには適切な治療とリハビリが重要です。
運動中に予期せぬ衝撃を感じたら、軽視せず、早めに専門医に相談しましょう。