コラム
膝の水は抜くとくせになる!?
変形性膝関節症は、膝の軟骨がすり減ることで起こる疾患です。
すり減った軟骨の破片などが関節内の滑膜に付着すると、滑膜が炎症を起こし、関節液が過剰に分泌されます。
その結果、膝に水が溜まってしまうのです。
膝に水が溜まった場合、「水を抜くと癖になる」という意見を耳にすることがありますが、これは科学的根拠のない俗説です。
確かに、関節の炎症が治まらない場合、水が繰り返し溜まることはありますが、水を抜くこと自体が原因で水が溜まりやすくなるわけではありません。
むしろ、適切に水を抜くことで、関節の状態を改善し、炎症を抑えることができます。
水を抜いた後は、炎症を抑える薬を使用することで、症状の改善を図ることも可能です。
ただし、炎症が続いてなかなか水が引かない場合もあります。
そのような場合は、医師と相談しながら、根本的な原因の治療を行うことが重要です。
膝に張ったような感じがある場合や腫れている場合には、水が溜まっている可能性があります。
早めに医療機関を受診し、適切な処置を受けることをおすすめします。
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